ジュリマリのタクヤを更に目つきを悪くしたような彼からの久し振りの連絡。
付き合っていた当時となんら変わりなく、何にも興味がわかなかった。
「せっかく早く寝たのに、こいつに起こされるなんて・・・」
そんな思いで会話を続けていた。
連絡取らなくなって4,5年経つのに、なぜ今更になって連絡してきたのかと訊ねると、
先々代の携帯に入っているメモリーの人間、1人1人に電話をして、
どの程度の人が繋がるか試していたそう。
30歳にもなって何やってんだか。
どうせ、連絡してくるんなら真夜中じゃなくて、昼間にして来いっての。
お約束の近況を聞かれ、報告。
何歳になって、今大学何年なのかとか。
正直、年齢ぐらい覚えといて欲しい。
当たり前のように恋愛の近況も聞いてきた。
「今、彼氏は?」
「おらんよ」
「いつから??」
「2ヶ月ぐらい。」
「まだ最近なんや。俺なんか1年おらんって。」
「あっ、そう。」
「じゃあさ~・・・俺と付き合わへん?」
「・・・いや、いいわ。遠慮しとく。」
何処からこんな台詞が出てくるのか。
4,5年連絡取ってなかった人に対して、付き合おうだなんて。
どうかしてるよ。
「たまには俺に甘えてこいよ」
「人に甘えること出来ん子やから」
「せやったな。
じゃあ、俺を利用してくれていいから。」
「いらんし。」
全ての台詞に反吐が出る。
何にもわかってないくせに、わかったような振りして。
人に甘えられないんじゃない。
高校時代の私は今以上に無駄なプライドがあったから、他人に弱みを見せれなかった。
一部の人の前でしか甘えること、泣くことが出来なくて、
強がることしか出来なかった。
挙句の果てに、利用してくれていいからって・・・
どう利用しろって言うの?
利用する価値無いんですけど。
利用する価値あったら、もっと連絡取ってたよ。
いい年の大人が9つ離れた子どもに対して・・・
かっこ悪い。
気持ち悪い。
ずっと連絡取ってて、お互い打ち解けてるのなら話は別だけど。
そうでもない相手によく甘えられるよね。
誰でもいいんだ、この人は。
元々興味なかったけど、ますます興味が無くなった。
次、電話があっても出ることはない。
着信拒否にする気にもならない。
たかが、着信拒否のためだけに、メモリーにこの人の名前を追加したくない。
今回いい勉強になった。
いい年とった大人になってまで、こんな行動取っちゃいけないってこと。
年下に尊敬されるような行動が取れる大人になろう。